HiHi Jetsとその他日常

JETなDOするLIFEなう

はしみずというシンメ

個人的には、生身の男の子のカップリングにはあまり好意的ではない。天邪鬼な性格も相まって、「本人たち無理してんじゃないの〜?」と心の中のおせっかいおばさんが出てきてしまう。

 

しかし、シンメとは素晴らしいものだ。いにしえより、剛健をはじめ、たくさんのシンメが生まれてきた。その中でも、誰がどう言おうと最高のシンメは本当に少ない。最高のシンメとは、片方がいなければもう片方もいないだろうな、と平気で思わせるような危うさすらある。三宅健くんが、「剛と一緒じゃないならデビューしない」とジャニーさんに言ったのは有名な話だ。最近でいえば、中島健人菊池風磨の「ふまけん」が代表的だろうか。

 

シンメとは、本当に不思議なものだ。相反する存在であればあるほど、魅力が増す。実直なワイルドさが魅力の森田剛と、常に理想のアイドルに徹しながらもどこか虚を感じさせる三宅健。キラキラ王子様の中島健人と、やんちゃさと自然体の男子像が垣間見える菊池風磨。例を挙げたらキリがないが、シンメとはそういうものである。

 

正直、シンメってジャニーズだけの文化じゃないかなと思う。勿論他の界隈にもあるのは承知だが、ここまで素直に浸透しているのはジャニーズだけなような気もする。その根には、Jr.として生き残っていくためには、シンメとして認識されることも一つの重要事項(必須ではない)である、という事情もあるだろう。

 

さて、私の推しの橋本涼くんもれっきとしたシンメ持ちである。お相手は、誰がなんと言おうと井上瑞稀。彼もまた、涼くんと同じくらい小さいときから笑いあったり、共に辛酸をなめてきた仲間なのだ。ジャニーズ純粋培養の中ですくすく育ってきた2人も、相反する部分があると考えている。エリートJr.として歌もダンスも人並み以上にできながら、なんとなく他者に壁を作っているような印象を受ける瑞稀くんと、いろんなことお構いなしに相手に甘えて突き進んでいく涼くん。違う部分もたくさんあるし、人知れずぶつかってきたこともきっとあるだろう。だけど、彼ら2人にしかわからない絆も絶対にある。それをありありと感じさせてくれるのがシンメの良さなのだ。

 

オタクの勝手な妄想としては、彼らがジャニーズでなくなるその日まで、永遠にシンメであってほしい。2人にしかわからない世界を、届かない世界を、自分勝手に分かろうとしてしまうオタクでいたい。これから長い人生の中で道が二つに分かれてしまう時は、きっとくる。永遠にジャニーズでいてくれることを求めづらくなっているこの時代に、いつかの別れを意識しないファンなんていない。(勿論その日はあってほしくないし、彼らが本当に燃え尽きたと感じる日までHiHiJetsは永遠であってほしい。)

だけど、いつか離れてしまうとしても、シンメであった事実は変わらないし、彼ら2人の世界は永遠に語り継がれるものだ。

 

涼くんが「みじゅ」と呼んで、2人にしか分かり合ってない会話をする時、瑞稀くんが「はしもっちゃん、絶対こうだと思った!」とはしゃぐとき、自然と笑顔が溢れる。なんの無理もない2人のやりとりと、その世界を勝手に盗み見て、これからも楽しみたい。